平成令和JUMP

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ドラマ3年A組を、最終回の後にHuluでもう一度1話から見直してみた感想。


3年A組 ―今から皆さんは、人質です― [Blu-ray BOX]

 

2019年1-3月期の日曜ドラマ、3年A組 -今から皆さんは人質です-

 

最終回では視聴率15パーセントを記録。

凄いドラマでした。メッセージ性が強かった。 

SNSでの心無い言葉に警鐘を鳴らす作品。

SNS全盛期の今だからこそいろいろ考えさせられる。

 

電車男の脚本家の人らしい。

SNSの光と闇を見事に描ききってくれた。

 

 

 

最終回は自然と涙が溢れてきた。

菅田将暉の迫真の演技。

練りこまれた脚本。

製作陣の熱意が伝わってきた。

 

 

 

初めて1話を見たときは、悪の教典のパクリだとか思って申し訳ない。

保護者少ないとか警察とっとと突入しろよとか野暮なつっこみして申し訳ない。

リアリティがないとか整合性に欠けるとかどうでもいい。

 

このドラマが伝えたいことはそんなことじゃなかった。

平成版金八先生といっても過言ではない。 

 

暗殺教室の要素も結構あった。

暗殺教室+3年B組金八先生といったところか。

どちらも好きな作品だ。 

 

     

 

 

Huluで全話配信中なので、改めて1話から見返してみることにしました。

ラストを知った上で見ると、全然違った視点で見れる…

 

(ここからネタバレ満載なので注意)

 

 

1話

 

冒頭の3月10日の屋上のシーンは、実際のとはちょっと違ったのね。

頭の傷もないし周りに誰もいないし。

その後のフラッシュバックはちゃんと本編からのでした。

結構なネタバレしてたのなこの時点で。

 

そして唐突に挟まれるアクションヒーローシーン。

これもなんやかんやいろいろと伏線になっていた。

田中さんカッコいい。

 

 

 職員室で先生たちが朝礼体操踊ってる!

キレッキレやな!

 

女の先生が、ぶっきーを食事に誘うも、明日も明後日も無理ですと断られるシーン。

適当にあしらってるだけだと思ってたけど、

そりゃそうだこれから十日間たてこもるんだもん。

 

水泳部の顧問の人も、この時から厳しさを見せている。

事情はあったにしろ、この先生のやり方もよくはなかったと思うけど…

 

 

そして生徒たちが登場。

 

川栄李奈永野芽郁以外ほぼ知らなくて

初見では誰だよこいつらって感じだった生徒たちが、

今ではもう自分の教え子のように愛着をもって見ていられる。

 

そしてこの段階ではみんなクソガキ。この十日間で変わったんだなと実感。

ぶっきーも教師冥利につきることだろう。言葉は確かにみんなの心に届いていた。

 

しかしぶっきー、最初はすげー舐められてたんだなあ。

別人すぎる。

からの実はケンカ強いとか。

 

そして共犯の生徒も、改めてみるといいサクラを演じてる。

「人質ってどういうことですか?」とか「先生が爆破させたんですか?」とか。

 「今は先生に従って、影山の自殺の原因を考えたほうがいいと思う」など、

行き詰まった時には上手く誘導している。

 

そして初めてのLet's think。

ここまで受ける印象が変わるとは。

 

そして平成最後のカリスマ熱血教師も、裏を知ってからだと明るさが鼻につく。

単なるギャグ担当キャラかと思ってたのに。

田辺誠一をそんな無駄遣いするわけがなかったか。

しかし、よくいけしゃあしゃあとよく電話してこれたもんだ。

 

 

刑事に追われてるヤツは、半グレ集団ベルムズのやつだったのか。

こいつを捕まえるために事件を起こしたのかと思っていたが

標的はもっと別のところにあったとは。

 

 

トイレでタブレットを持ち込んでバレる男子生徒たち。

スマホ隠し持ってる内通者がトイレで操作してもバレずにすんだのは、

共犯者だったからってわけだ。

 

トイレの窓を封鎖した後のぶっきー「ゾクゾクさせてやるよ」

ゾクゾクさせてもらえました。

 

 

警察を呼び出したのはぶっきー。

そりゃそうだ、警察内部にも共犯者はいたんだもんね。

警察を上手くコントロールして、突入しないようにさせてたわけだ。

 

 

パソコン部女子「最悪深夜アニメまでには帰りたいな」

こんなこと言ってたのか。アニメおたくだったのね。

結局10日帰れなかったから2週見れなかったことに。

 

 このパソコン部の子は別記事でまとめてます。

 

最初の回答者に茅野が選ばれたのも重い。

ぶっきーは全て知っていたわけだし。

 

影山の絵を描いていて切り裂いてるシーンも、

初見では恋愛感情とかロリコンとかサイコパスとか頭を巡った。

いやまあそういうミスリードの意図もあったんだろうけど。

 

 

しかし、自分もがっつり関わってるくせに

イキってるヤンキー生徒たちのあの態度はなんなんだ。

罪悪感とか全くないようにみえる。

いや、でもそこは変わったのだと前向きに捉えるべきか。

この段階では、生徒たちはまだマインドボイスの大多数と同じだったのだ。

 

 

水泳部のシーンも、よくみるとクラスメイトがいる。

嫉妬してるような目で見てる。ちゃんと伏線は貼られてたんだなあ。

 

 

そしてレイナ様と茅野の「友達にならない?」も切ない。

川栄李奈の「別に仲良くなかったよね?」も2話のレズ修羅場を思い出させる。

 

こんな仲の良い、尊敬してやまない友達が目の前で飛び降りるとか辛すぎる。

 

 

立てこもりに対して、心配してかけつける保護者が10人程度。

生徒が30人いるのに…。放任主義の親が多いのかな?

とかそういう細かいことを考えちゃいけない。

 

武智は、ネットで叩かれたり殺人犯にしたてあげられたりしたけど

相応のことしてるから自業自得因果応報だと思ってる。

その上悪びれることなく、面白くなってきたとかテレビ局呼んだりとか。

この人こそサイコパスなんではないだろうか。

改心してたけど、許されちゃダメだよね?

 

 

 

 

そしてマインドボイスが初のお目見え。

ラストシーンの引きこもりの人、この最初のとこからいたのか。

 

二転三転する展開でなんでこんなややこしいことする必要があるんだと思ったが

最後に全て繋がっていたんだと思うと感慨深いものがある。

 

 

これだけのことになってるのに、生徒の危機感あまりないなあ。

ドーピングやいじめで追い詰めているシーンは今見ても辛い。

このクラス、自己保身にばかりに走るしすぐキレるし。

しかも、自分が動画投稿したり撮影したり加工したりしてたくせに…。

 

あれ?改めてみるとろくでもないやつらばっかじゃね?

いや、でもこの十日間の授業で変わったんだそういうことなんだ。

でも1話見ると、後々との差が改めてすごいな。

 

 

「一番許せないのは私だ」

これものちの展開を知ってると一層重いな。

 

 

「揃いもそろってクズだな!」

ぶっきーの説教は改めて聞くと心に染みる。

正に命を削る魂の授業だったのだろう。

 

「悪意にまみれたナイフで、汚れなき弱者を傷つけないように」

名言だ。

初見の時は、まだこのドラマがどういうドラマかよくわかっていなかったから

さらっと聞き流してたけど、とても深い重い言葉だ。

 

 

ここで1人殺す必要はあったのかなあ。

後のヒーロー展開にも、必ず必要だったとはいえないような。

でもまあ危機感を出すためには仕方なかったことか。

しかし、ここで本当に生徒を殺すようなドラマじゃなくて良かった。

生徒は誰1人として死なないドラマで本当に良かった。

 

そしてよくみると、蹴りの時点で気絶させてるね。

その後ナイフで刺して血が出るのは全て演出。

この生徒も共犯かと思ったけど違っていたし。

 

 

アクション会社の社長、事件現場に見にきてたのか。

ぶっきーは余命短いからまだいいけど

この人や警察上官は相当のキャリアを投げ打っての行動。

よっぽどの覚悟を持ってのことだよね。大事な娘のために、いい父親たちだ。

 

マインドボイスの100円送金はどういう意図だったのか。

マインドボイスユーザーの話題性と興味を引くためかな。

最終的にみんなが100円払うような安い展開じゃなくてよかったけど。

あれだけのことをしても世界は変わらない、でもほんの少しの人の心には届いた

っていうラストはすごい好き。

 

こうしてみると、ネット民が無駄に煽り傷つけることの怖さを

1話から伝え続けていたんだなあ。

 

 

展開の重さに対して明るすぎるクロマニヨンズのエンディングも

今聞けば強いメッセージ性を感じ取ることができる。

社会派のドラマだったのだ。

 

 


生きる

 

 

 

1話を見直してみると、とても多くの発見と驚きと感動があった。

 

菅田将暉、撮影の間で病気の役作りのため10キロ痩せたらしい。

確かに1話では健康的に見える。徐々にやつれたのか。

鬼気迫る演技はそこらへんからも引き出されていたのかもしれない。

 

 

 

「3年A組-今から皆さんは、人質です-」は、Huluで全話見ることができる。

本編では描かれなかった特別映像の卒業式も見ることができる。

(3月17日午前0時から)

2週間の無料トライアルもある。

1話から見返したい人やまだ見たことない人は

この機会に無料体験で見てみてはいかがでしょうか?

 

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