平成令和JUMP

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映画、怪物を観てきた感想!怪物の正体とは誰?ラストシーンの意味は!?ネタバレ注意!


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映画、怪物を観てきました。

 

 

海街diaryや万引き家族の是枝監督と、花束みたいな恋をしたの坂本裕二のタッグ。

期待しないわけがない。

そして、その期待を超える素晴らしい映画でした。

 

演技も音楽も素晴らしかった。

子役もすごい。

 

 


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ここからは

ネタバレありで感想を書いていきます。

 

 

まだ観てない人は注意。

 

(これから見ようと思ってる人は、なにも前情報なしで見たほうが絶対いいです)

 

 

 

 

 

怪物

 

いろんな人物の視点から物事を見ていくストーリー。

告白や、コンフィデンマンJPみたいな構成といえばわかりやすいかな。

いわゆる羅生門スタイル。

 

 

ただ、視点の切り替わりはちょっと分かりにくかった。

ここから誰目線になりますよ、とか案内があれば親切だったとは思うけど、

(告白とかは切り替わりのタイミングで暗幕に文字入ってたはず)

火事の描写がポイントではあるし、没入感を途切れないためにはこれもありかと。

 

伏線が回収され、いろんな点と点が繋がっていく感じは良かった。

水筒の泥とか、飴とかね。

 

 

そして、子供たちは同性愛者ってことよね?

途中から薄々感じていたが、LGBT問題を扱っていたのか。

母親から、「男らしくなって結婚してね」って言われたのは辛かったよなあ。

これは湊にとっては呪いの言葉だったのだろう。

もちろんお母さんは何も知らないし悪気もない。

息子がいじめられたと思い暴走するとこも含めて子供思いのいい母親。

それだけに胸がグッと締め付けられるね。

 

 

 

 

 

そして、タイトルでもある怪物の正体。

 

 

モラハラ教師?

モンスターペアレントな保護者?

サイコパスな放火犯?

同性愛?

いじめっ子?

 

 

 

どれもそうだし、どれもそうじゃないと言えるのかもしれない。

 

しいていうなら、立場によって変わる見え方こそが怪物なのかもしれない。

誰もが、誰かにとっては怪物。

人は見たいものしか見ない。

 

終盤の管楽器を鳴らすシーンは、怪物の鳴き声に喩えていたのだろうか。

 

 

 

 

そしてラストシーン。

 

あの嵐による土砂崩れで、やはり子供は死んだと解釈しました。

死んで生まれ変わって新しい世界に光が差したのか。

 

銀河鉄道の夜っぽいなとも感じました。

ジョバンニとカムパネルラ。

 

でも人によってきっと受け取り方は違うのでしょう。

 


怪物 (宝島社文庫)

 

 

見終わった後、色々考えさせられる映画でした。

 

安藤サクラさん、田中裕子さん、瑛太さんの演技は圧巻。

そして何より子役の演技に引き込まれた。

 

余韻が残る傑作でした。

 

 

 

故坂本龍一さんの音楽もとても素敵でした。

エンドロール前には、追悼の言葉もありました。

素敵な楽曲をありがとう。

 

映画のサントラ買おうかな。


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野呂佳代さんと安藤サクラさんは、このドラマ思い出しちゃった

 

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謝罪中に飴はちょっと…

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