ヤングジャンプで連載している推しの子。
ジャンププラスで、一周遅れで無料で読むこともできます。
好きなアイドルの子供として転生する話です。
しかし、アイドルの母親は何者かに殺害され、その犯人を探すべく芸能界に入り込みます。
サスペンスでもあり、役者ドラマとしての楽しみ方もできる稀有な作品です。
テラハを彷彿とさせる展開
現在、主人公は恋愛リアリティーショーに出演。
そこでは、同年代が集まりリアルな日常を送る姿が放送されます。
製作側の都合よく切り取られ、それを間に受けてネットで悪口を書き込む視聴者。
現実でも、テラスハウスで、木村花さんが番組内の過剰といえる演出により自殺しました。
そのことを彷彿とさせる展開です。
作中でも、誹謗中傷により追い詰められた出演者の女性が自殺を図ります。
が、主人公によってギリギリ救われます。
この時のアクア△
正直、ここに切り込んでいくとは。
1話まるまる、炎上するシーンが描かれました。
リアルすぎて、読んでて本当に辛かったです。
誹謗中傷の恐ろしさを突きつけられます。
ここから、どこに着地するのか。
取り扱いが難しい題材なだけに、作者の手腕が問われるところでしょう。
事件を風化させてはいけないという気概を感じ取れました。
今回の話ではないけど、推しの子でグッときたシーン。
「有名税って何?傷つけられる側が自分を納得させるために使う言葉を、人を傷つける免罪符に使うな!」
ハッとさせられる言葉でした。
芸能人だって一人の人間です。
ちゃんと考えて発信しなければならないのだと感じました。
かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ 1-20巻 新品セット
推しの子は、かぐや様は告らせたいと同じ原作者です。
かぐや様も面白いけど、こちらもグイグイ引き込まれます。
この作者の実力は本物ですね!(なんだか偉そうですみません)
(2023年5月に追記)
なんかこの記事へのアクセスが増えてると思ったら、
アニメでここの話が放送されたからか。
原作もえぐかったが、アニメでは動きや音がついてよりきつく。
そして、救われたシーンのカタルシスはすごかった。
辛い時は、こちらの本もオススメです!