コロナは世界の形を変えてしまった。
コロナは想定外の長期化の予想だそうです。
これはもうある程度はコロナと共存していくしかないのかもしれません。
生活様式も一変してしまうのかもしれません。
こんな世界の流れに直面し、ふとある映画のラストシーンを思い出してしまいました。
新海誠監督の天気の子です。
以下、ネタバレが含まれますので、天気の子未見の方はご注意ください。
天気の子
2019年7月19日に公開された新海誠監督のアニメ映画です。
興行収入は140億円突破した大ヒット作です。
ブルーレイとDVDが5月27日に発売されます。
キャッチコピーは、
「これは、僕と彼女だけが知っている世界の秘密についての物語」
家出して上京した少年帆高が、天気を変える能力を持つ少女陽菜と出会います。
天候の調和が狂っていく時代に、少年少女が自らの生き方を選択する物語です。
ラストシーン
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物語の終盤、天候が荒れていきます。
夏なのに雪が降るという異常気象。
天気の巫女である陽菜は、自らを犠牲に世界を元に戻します。
東京は数ヶ月ぶりの晴れとなりました。
穂高は全てをかなぐり捨て日菜を救出しにいきます。
世界より、彼は彼女を選択したのです。
陽菜救出後、3年ものあいだ雨は止むことはなく東京は水没しました。
生活様式
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水没した東京で、生活様式はそれまでとは大きく変化しました。
常に傘を持ち運び、水上バスが走っています。
沈んだ地域に住んでいた人は引っ越しを余儀なくされました。
それでも人々は新しい生活を送っています。
世界の形は変わってしまいましたが、日常は続いていくのです。
コロナで変わってしまった現在の世界を彷彿とさせる気がしませんか?
コロナの子
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通じるところがある本作とコロナウイルス。
天気の子の名言をコロナに置き換えて考えてみました。
「ねえ、今から治るよ」
穂高の前で初めて力を使うシーンです。
天気ではなく、コロナを治します。
実際に治療薬が早く開発されて欲しいですね…。
「世界なんて、狂ったままでいいんだ!」
世界よりも、大事な人を選びました。
狂ったままの世界を選んだのは自分達なのです。
コロナが蔓延る世界も、誰かが大事な人を選んだ結果なのかもしれませんね…。
「仮に一人の命でコロナが治まるなら俺は歓迎だけどね。みんなそうだろ?」
穂高の東京での恩人、須賀のセリフです。
須賀は、常識的な大衆の代弁者と言える存在なのかもしれません。
人間歳を取ると大事なものの順番を入れ替えられなくなるんですね。
仮に誰か一人の犠牲でコロナがなくなるなら…。
自分ならどんな選択をするだろうか?色々考えさせられます。
再び天気の子を見たら、今までとは少し違う見方をしてしまいそうです。
それほどまで、この数ヶ月で世界は一変してしまいました。
今後、コロナの影響で狂ったままの世界で生きていくことになるのかもしれません。
でも人間は適応して生きていけるんじゃないかなと思います。
「僕たちは大丈夫だ。」
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